Q & A プロ・ウォッシュについて
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Q 市販品のドライマークを洗う洗剤と何がちがうのですか? 特徴は?
A プロ・ウォッシュは、プロ仕様として作った洗剤ですから、服を守る力と洗浄力が違うのです。
具体的に説明しますと、一般的なシャンプーやトリートメントに使われるコーティング剤が服を守ります。しかも、コーティング剤として最高の風合いといわれるアミノシリコンを採用していますから、最高の風合いです。
一般的な市販のおしゃれ着洗剤も、コーティング剤を配合しているのですが、配合している量が違います。プロ・ウォッシュは、おしゃれ着洗剤の15倍以上の量を配合しています。
またプロ・ウォッシュは、洗浄力が高いことも特徴です。おそらく、衣類用の洗剤で、中性で、もっとも洗浄力が高いと思います。
Q プロ・ウォッシュの注意点は?
A プロ・ウォッシュは、プロのクリーニング店が使うように開発しているので、家庭用の洗剤と違う注意点が2つあります。
ひとつは、原液をそのまま衣類にかけないこと。一般的な家庭用の洗剤は汚れのひどい部分に原液をかけますが、プロ・ウォッシュではしてはいけません。
もう一つは、他の洗剤と混ぜないこと。これはイオン性が違うからです。一般的な洗剤は、アニオン系ですが、プロ・ウォッシュはカチオンです。
厳密には、イオン性のないノニオン系の洗剤は、混ぜても大丈夫です。市販の液体の酸素系漂白剤や台所洗剤は、ノニオン系の洗剤を使用しています。
Q ドライクリーニングと、どう違うのですか?
A ドライクリーニングは、有機溶剤というものを使う洗浄方法なので全く違います。家庭ではできません。
有機溶剤というと難しいですが、イメージしやすいもので言えば、石油です。有機溶剤で洗うと、水で洗うような型崩れが起きないので、衣類を優しく洗えます。
逆に水で洗う時は、水の影響で繊維が膨潤し、傷みやすい状態になったり、型崩れが起きやすくなったりします。だからこそ、プロ・ウォッシュのようなコーティング剤で、衣類を守りながら洗う必要があります。
今ある洗剤の中で、もっとも衣類を守りながら水洗いする洗剤として、プロ・ウォッシュをお勧めします。
Q 一本で、何回ぐらい洗えるのですか?
A プロ・ウォッシュ一本で、どれぐらい洗えるかというと、使い方にもよりますが、その目安を書いておきますね。
洗濯機で使う場合は、約30回分の洗濯ができます。
タライや洗面器で使う場合うは、約100回分の洗濯ができます。
Q 一度の洗浄液で、何着洗えますか?
A 手洗いの場合は、プロ・ウォッシュの洗浄液が汚れるまで、何回か洗えます。ある程度洗浄液が汚れてくると、「もうこの洗浄力で洗うのが嫌だなぁ~」と感じられるかと思います。
あまりないケースですが、ものすごく汚れた服であれば、一度でものすごく洗浄液が汚れます。その時は、一度で捨ててください。
ただし、汚れた洗浄液は、保管せず、捨ててください。汚れのある洗浄液は、時間が経つと不溶性の物質ができるかもしれませんし、雑菌が繁殖しているかもしれないですから。
洗濯機で、ご使用の場合は、その洗濯機で洗える枚数までです。洗濯機の取り扱い説明書を参考にしてください。
Q シルクやカシミアは、洗えますか?
A プロ・ウォッシュなら、衣類を守りながら洗いますので、シルクやカシミアなどデリケートな素材に、最適な洗いができます。
洗濯での衣類の傷みを防ぎながら洗うことができます。
Q レーヨンも洗えますか?
A 洗えますが、注意点がありますので、注意して洗ってください。
レーヨンは水につかると、縮んでしまう性質をもっています。ですから、一般的には、水洗い×となっています。これは、正しいと思います。
では、私たち、クリーニングのプロはどうしているかというと、レーヨンを水洗いする時は、縮みきる前に洗い終えてしまうのです。要は短時間洗浄です。
レーヨンを水洗いする時は、ジックリ、しっかりなんてダメです。必ず縮んでしまいます。
さて、具体的にどうするかというと・・・ 洗って、濯ぐこれを、1分以内でするつもりでやるのです。
たった1分の短時間洗浄でも、汗の汚れなどもキチンと取れます。サッサッと洗って、サット濯いで、すぐ脱水。レーヨンは柔らかい生地ですので、脱水も短く。できれば最小単位で・・・
この短時間洗浄をマスターすれば、レーヨンもご家庭で洗えます。レーヨン以外でも、デリケートな衣類は、この短時間洗浄がお勧めです。
Q キュプラも、洗えますか?
A 洗えます。キュプラは、再生繊維といってセルロース再生した繊維です。レーヨンよりも洗いやすいです。
縮みが気になる繊維ですから、レーヨンほどは、気にしなくていいですが、洗浄時間を短くするといいですね。
Q プロ・ウォッシュで洗えない衣類は何ですか?
A たいていの衣類は洗えますが、次の3つは洗わない方がいいです。
①水に漬けただけで、色がでる衣類
②水に漬けられない衣類(ちりめん、ジョーゼット、強撚糸の衣類
③洗っても自分で仕上げができない衣類 (背広など)
また、ご自分で洗う自信のない衣類を、「エイヤ!」と思い切って洗ってしまうと、失敗するケースが多いので、気をつけてください。
Q 漂白剤と併用できますか?
A 漂白剤とはできます。お風呂よりややぬるい温度にして、液体の酸素系の漂白剤を少し入れると、さらにキレイな洗いになります。
市販の液体・酸素系漂白剤には洗剤成分が含まれていますが、イオン的に問題ないノニオン系の洗剤成分なので、併用できます。
市販の液体の酸素系漂白剤の中に洗剤成分が入っているので、プロ・ウォッシュは通常は1回濯ぎで充分ですが、気になる方は濯ぎを2回にしてください。
プロ・ウォッシュと併用する酸素系の漂白剤は、粉状のものより、液体タイプをお勧めします。粉状のタイプのものは、過炭酸ナトリウム(ソーダ)が原料ですからアルカリが強く、衣類の染色に影響を与える可能性があります。
Q 市販の柔軟剤と併用できますか?
A できます。プロ・ウォッシュは基本的に柔軟剤が不要ですが、柔軟剤の香りを楽しみたい方、静電気防止効果が欲しい方は、すすぎの後、柔軟剤を使ってください。
ドラム式洗濯乾燥機で乾かす場合など、帯電防止剤として柔軟剤を併用した方がよいかもしれませんね。
Q 綿や麻を洗う場合は、糊を使うことはできますか?
A 綿や麻製品には、糊を使うと、ハリがでていい感じに仕上がりますね。もちろん、プロ・ウォッシュで洗った際にも、糊はお使いいただけます。
その場合には、には、プロ・ウォッシュで洗って、すすいだ後、お好みで糊を使ってください。
Q ラメ、ビーズ、クリスタル、スパンコールは、洗えますか?
A 洗えますが、デリケートな素材ですから、丁寧に注意して洗ってください。
ラメ糸は、漂白剤を併用すると、くすんでしまうかもしれませんので、注意して。
ビーズ、クリスタルは、大きさや形状に気を付けて。丁寧に手洗いすることお勧めします。脱水もネットに入れて優しく。
スパンコールは、とてもデリケートです。私は、丁寧に手洗いし、脱水も細心の注意をして優しくして洗っています。
また、上記の付属品で、水につけて色が取れるようなモノは、洗えません。
Q コーティング剤で汚れまで取れなくなってしまいませんか??
A 大丈夫です。問題ありません。確かに、衣類をアミノシリコンのコーティング剤で包みますが、洗浄液を見てください、キチンと汚れが落ちているはずです。
Q 容器を透かしてみると、量が少なく感じますが・・・
A ご心配をお掛けしてスイマセン。キチンと中味は、1リットル入っています。
容器を探した時に、適切な1リットルの容器がなく、やや大きめの1.2リットルのサイズの容器にいれているので、透かして見られると、やや少なめに感じられたのだと思います。
基本的に、充填する時に、一つ一つ重量をチェックして、キチンと1リットル入っているようにしています。ただ、ご心配をお掛けしてスイマセン。なかなか適切な容器がなくて、この辺りが小さいメーカーの弱い所です。
Q 長く使っているとプロ・ウォッシュが白く濁ってきました。
A ご心配をかけて申し訳ございません。基本的には問題ありません。白く濁るのは夏のような気温の高い日に多いはずです。特にご使用されて液が少なくなった時に発生しやすいかと思います。これは原料の性質によるもので異常ではありません。使っても、大丈夫です。
Q 白い衣類と濃色の衣類を同時に洗っても大丈夫ですか?
A これは、洗濯の基本の問題です。プロ・ウォッシュに限らず、白い衣類と濃色の衣類を同時に洗うことは避けた方がよいです。
白い衣類と濃色の衣類を同時に洗っても問題のない場合もありますが、白い衣類に濃色の衣類の色が移染してしまう可能性があります。
基本的には、同時に洗わずに、別々に別けて洗ってください。
Q 1回すすぎで、大丈夫ですか? 洗剤が残留してそうで気になります。
A プロ・ウォッシュに限らず、大部分の洗剤は、1回すすぎでほとんど落ちます。
ただし、洗剤を濃く使ったり、すすぎの水が少なすぎると場合は除きます。また、粉石けんも、一般的な規定量で使う場合は、もう少しすすぎたいです。
ですから、このことは、プロ・ウォッシュだけに限定した話ではありません。プロ・ウォッシュに限定すると、はじめから1回すすぎを意識して作っているので、1回すすぎで大丈夫です。
ただ、1回すすぎだと、どうしても不安という方は、お好みで2回すすぎをしてください。