衣替えも後半にさしかかってますが、このタイミングだと家で洗濯する人も多いでしょうから、ちょっと投稿します。
洗濯のことを、めんどうなこと、できればやりたくないこと、と考える人は多いのではないでしょうか?
洗いの専門家であるぼくも実はそうで、洗濯するより好きな本を読みながらゆったりとcoffeeを飲んでいる方が好きです。
ただ、いったん洗面所に行って、袖をたくしあげ、服と向き合うと・・・ とても楽しい時間に早変わり。もちろん、服だけでなく、お皿やコップの時もあるけど。
ぼくは、ていねいに、ひとつひとつを感じながら洗うのが好き。
「じゃ、これから、きれいにするね」と、彼らに伝えて、彼らを感じます。彼らは、いわゆるモノなんですが、丁寧に扱うと、本当に喜ぶのです。だから、人のように「彼ら」って表現する方が、ぼくにはしっくりきます。
服が喜ぶって言うと笑われるかもしれませんが、花が好きな人は、花が喜んでいるのを感じるでしょ。バイクが本当に好きな人は、バイクが喜んでる感覚をきっと持っていると思うのです。それと一緒です。
自分の周りにあるモノを大切にしたいと思っています。自分や家族が着る服もそう。
モノって、大切にすることで、ただのモノでなくなる感じがします。そこに生命があるような。いや、大切にすることで、モノにも生命があると、気づけるというか・・・。
昔の人って、ありとあらゆるモノに生命を感じていたんじゃないのでしょうか。現代のぼくたちが忘れてしまった感覚・・・。
時間やすべきことに追われ、ただただ忙しく、疲れる生活・・・
あらゆるものがイキイキとしてゆったりとした時間を、自分の身の回りのモノを大切に丁寧に扱うことで、とりもどせるキッカケが生まれるのだと感じています。
ただただ服を洗う・・・
服を洗う時、ほとんど思考はありません。だって、考えてる余裕がないんだもの・・・ ただただ、服を感じて洗っています。とても静かで、豊かな時間。
そうして洗っていると、ぼくの内側から、どんどん喜びがあふれてきます。
すると、服も、すごく喜んでいるのを感じます。服と一緒に、ひとつの歌をうたっている感じ・・・
「服と対話する」とか言ったり、「洗うことは瞑想だよ」って、ぼくが言ってるのは、こういうこと。
キレイになった服は、とってもご機嫌!
ちょっと大げさに書くと、洗ってる時は、ぼくが服に愛を注いでるのだけど・・・ その服を着る時は、服がぼくに愛を注いでくれてる感じ・・・ ねぇ、ぼくを守ってくれ、心地よくしてくれて、ありがとう! また、きれいにするね! ぼくの大切な友達。
ぼくの洗濯って、こんな感じ。マインドフルネスの洗濯です。
で、こんなことを、洗濯のプロのクリーニング店に教えています。
ていねいな暮らし、スローな洗濯・・・
マインドフルな洗濯って言った方がいいのかな???
こういうことって、別に洗濯でなくても何でもいいと思います。日常生活のあらゆることでできます。ぼくは、大好きなcoffeeやお茶を淹れる時も、こうしてます。
山崎 勝